三軒茶屋美容室ロスロボスのカールマイスター兼たおやか美容師イタルです!
今回はすこしだけ技術の進歩の話から。
1980年代の後半、皆さんご存知の「縮毛矯正」という技術がうまれました。
この当時は、ストレートアイロンではなくストレートパーマ用のパネルに毛髪を貼り付けた状態で長時間我慢するというものでなかなかの施術時間と、肉体的疲労があったようですね。最近では、優しい薬剤も高性能なアイロンや知識の発展によって素晴らしい仕上がりが期待できるようになりましたね。
また、加温式の「デジタルパーマ」という技術が生まれたのがなんと100年以上前・・・1905年と言われています。
実用化されたのが1920年。いろんな国のたくさんの研究者が携わっていたようですね。その甲斐もありデジタルパーマも縮毛矯正と同じように薬剤やデジタルパーマの機器の進化、知識の発展によりいろんな方にたくさんの素敵なスタイルを提案できるようになりました。
2つの技術とも試行錯誤をくりかえして、安定してきたのはここ10〜15年と言われています。
冒頭にも「ストレート派?」「カール派?」とありましたが、2つともお客様の美を追求するためのとても素晴らしい技術であり、いろんな方の努力の賜物であると思います。なので比べるものではないのですが、みなさんはどちらがお好きですか??
それともどちらも好きですか???
ストデジ?ストカールとは?
縮毛矯正とデジタルパーマを組み合わせて作り出す技術のことです。
ストレート派でもカール派でもない両方派のあなたはぜひ続きも見てみてくださいね〜!
どちらの呼び方も正解なのですが最近は、柔らかいカールが人気なので
「ストカール」と呼ばれています。
さて、このストカール。耳にしたことはありますか??
縮毛矯正だけ。デジタルパーマだけならかけたことがある人も多いと思います。
「じゃあ両方一緒にやるってどういうこと?」
「どんな風になって、どのくらい時間やお金がかかるの?」
「ダメージは大丈夫なの??」
そんな疑問を今回解消していきたいと思います☆
どんな人に向いてるの??
*ストレートがいいけどまっすぐすぎるのはイヤだから、毎日コテで巻かないといけない・・・
*顔まわりのウネリやクセ、ハチまわりのボリュームは落として毛先には自然なカールが欲しい!
*ツヤをしっかり出したパーマスタイルにしたい!
*乾かしただけではうまくいかない・・・
*再現性が高いスタイルにしたい!
こんな方々にはとってもおすすめなストカール☆
ストレートだけだと、まとめ髪やアレンジの時パラパラと落ちて来やすくなってしまったり、クセや広がりがある方にパーマだけかけてしまうと余計にまとまらなかったり広がってしまうケースがあったり・・・
いろんな理由からしたいスタイルを諦めてしまった方も、多くいるのではないでしょうか?
髪の毛の状態、ダメージや髪質のコンディションによって出来ない場合もあるのですが、縮毛矯正とパーマを一緒にやるストカールだとくせ毛さんの方も、ストレートの方も出来る幅が広がるので、今まで出来なかったパーマや自然な丸みのあるストレートができる様になったりします。
ストカールの施術方法とダメージについて
最初にも簡単に書きましたが、ストカールは縮毛矯正をして元々ある髪のクセを伸ばしてまっすぐにします。根元のクセで悩んでる方も多く、毛先のまとまりにも影響するのでとても重要です。
そのあと中間から毛先にかけてデジタルパーマでウェーブやカールをつけていくのですが、やはり縮毛矯正+デジタルパーマから生まれるダメージは大きなものになります。
なので、ロスロボスで使用する
薬剤は主に髪が健康の時に近いPH値に限りなく近いものを使用し、シャンプー剤や施術前、中間、後処理においては髪の毛に足りないタンパク質や補修成分を補給したり、薬剤が浸透しやすくするためにトリートメントをつけていくので、ダメージは最小限に抑えることができるので、安心してくださいね。
ちゃんとスタイリング出来るか心配・・・
「ブローは苦手」という方も多いとおもいます。
しかし通常のパーマと違う点の一つに、乾かすほどにカールが出てくるというポイントがあるので安心してくださいね。これは熱の力と髪の結合の一つである「水素結合※」がうまく働いてくれるためです。
(※水素結合とは・・・髪が濡れると、結合が切れて乾かすと再結合する髪の4大結合の一つ。)
ただ、乾かす際は
パーマ部分を引っ張らないよう持ち上げながら揉むように、根元からしっかり乾かしてパーマスタイルを出してあげるのも大切です。また、
シャンプーの仕方や回数、ブラッシングの有無、定期的なトリートメント、紫外線を避けるなど少しの気配りでカールの出方やモチが変わってきます。
それから家でのケアや、髪へかける時間は人それぞれだと思いますので、
「乾かすのが得意か苦手か」
「スタイリングはつけるかつけないか」
「どのくらいの時間を髪にかけられるか」などカウンセリングで教えていただいた上で、カールの強さや薬剤のパワーなどを決めさせていただきます。
かかる時間と料金も心配
縮毛矯正だけでもかかる時間も料金もかなりのものです。
1.ストレートをかける
2.パーマをかけるの順番でやっていくので時間にして、例えば1つずつやった場合、ストレートで3時間、パーマが1.5時間、もろもろで5時間・・・
そして時間もかかるので料金も頂かなければなりません。
5時間なので単純計算して3万円くらいでしょうか。
それは正直しんどいですよね...
なので僕たちは
同時施術をします。
【縮毛矯正のみの流れ】
カウンセリング(毛髪診断)→シャンプー→前処理→1剤塗布→放置した後流し→中間処理→ドライしてアイロン→2剤塗布→後処理
【デジタルパーマのみの流れ】
カウンセリング(毛髪診断)→シャンプー→前処理→1剤塗布→放置した後流し→中間処理→ワインディングして加温→2剤塗布→後処理
おきづきでしょうか。ほとんどが同じ工程なんですね。
熱を使ってクセを伸ばすor熱を使ってカールやウェーブをつける、違うのはこの部分のみ。
しかも同じ熱を使って変化させる工程なので、なんの問題もないんですね☆
【ストカールの工程】
カウンセリング(毛髪診断)→シャンプー→前処理→1剤塗布→放置した後流し→中間処理→ドライしてアイロン→ワインディングして加温→2剤塗布→後処理
もちろん根元と毛先の髪質やダメージレベルも違うので、おく時間、薬剤や熱の力、などをしっかり計算した上で施術をしていくのでそれが可能になります。
トータルでカット込みで約4時間。料金は¥19800で施術ができます!
最後に
もともと髪をセットしたり巻いたり、ケアをすることが好きな方はストカールをする必要がないかもしれません。自分で綺麗にしていく過程が好きだったり、器用な人もそうですね。ストカールをやりたい方はきっとそういうことが苦手だったり、面倒だったり、忙しくて時間がない方に向いてるかもしれません。
「簡単に綺麗になる」そのためのストカールをぜひ1度お試しくださいね〜!
三軒茶屋美容室ロスロボスのカールマイスター兼たおやか美容師イタルでした〜!!