こんにちは!三軒茶屋美容室ロスロボスのたおやか美容師ことイタルです〜!
今回は、お客様からの「縮毛矯正」についての質問で本当によく聞かれること。そちらを紹介しますね☆
「縮毛矯正ってピンピンの真っ直ぐになるんでしょ?」はい!こちらです!
本当によく聞かれます。
では真実はどうなのでしょうか?!
まず結果から伝えます。
【縮毛矯正はやり方次第でナチュラルな状態にすることができます】
ではこれから少し紐解いていきましょう!
【クセの種類と原因】まずはおさらいです。
先日アシスタントのイタヤゴシもお伝えしたように、くせ毛は大きく4種類に分類され、そうなる原因も種類によって変わります。
「波状毛」日本やアジアの人に多いクセ毛のタイプで、
髪自体に波打つようなウェーブがかかっているというのが特徴です。
ただ、髪の表面は直毛に見えるにも関わらず、内側が波状毛になっているというようなタイプもあります。
形状にも、大きなウェーブや小さなウェーブなど様々なパターンがあり、
湿度が高いと、よりウェーブが強くなり、髪が広がりやすく、膨らみやすくなります。「雨の日はまとまらない」とお悩みの方もこのケースがよくあります。
「原因」
この髪質は毛穴の状態が異なりますが、綺麗な〇の毛穴の方でも波状毛になります。
この波状毛の場合、
「髪のタンパク質のバランス」でくせ毛になります。
髪の内部にあるタンパク質は簡単に言ってしまうと水を含みやすいタンパク質と水を含みにくいタンパク質に分かれます。
この二つのタンパク質が、髪の中で均等になっていると直毛なのですが、均等になっていない場合に、くせ毛のうねりになります。
「連珠毛」1本の髪の中に、
細い部分、太い部分があり、髪の表面が凸凹なのが特徴のくせ毛です。サラツヤになりにくい髪質で、触るとゴワゴワしています。
「原因」
毛穴が汚れていたり、強く結んだり、ホルモンのバランスや、生活リズムや食生活の乱れで起こると言われています。
「捻転毛」髪がらせん状に「ねじれている」のが特徴のくせ毛です。髪の太さがバラバラで、まとまりづらいのが特徴です。
「原因」
このタイプのくせ毛は毛穴が変形します。念転毛の場合は
毛穴が細長く、縦長のような形をしているのが特徴です。 こういった毛穴の場合の、毛髪は平べったい状態でざらつきがあります、縮毛矯正が必要なくせです。
「縮毛」くせ毛の中でもっともクセが強いのが、このタイプです。
髪が細かくチリチリと縮れたようになっており、アフリカ系の方に多い髪質というとピンとくる方も多いかもしれません。
「原因」
縮毛の場合の毛穴は、特に歪に変形しており、
髪が生える課程でくせ毛になります。この場合は、髪が変形しているので縮毛矯正が必要になってきます。
その他にも
加齢によりくせになってしまう
「エイジング毛」や
ヘアカラーやパーマ、ストレートといった薬剤によるダメージにより髪が凸凹になってしまう
「ダメージ毛」もくせ毛の1つになります。
【そもそも縮毛矯正とは?】
縮毛矯正とは、
くせのある髪を直毛の状態で固定し、矯正する技術のことで原理としては、
パーマをくせ毛を直毛にするように改良されたものであります。つまり原理はパーマと全く同じなのです。
手順は簡単にするとこんな感じです。

そのため縮毛矯正で大切になるのは・・・
還元剤
アイロン操作
この2つです!!
【なんで髪はピンピンになるの??】
本題に入っていきますね。
還元剤にて、髪の結合を切断していきますが、その状態は
髪が軟らかくなることから軟化状態と呼んでいます。
この
「軟化の度合い」と「アイロン操作」がピンピンなるか、ナチュラルになるかのポイントになります。
軟化は最大90%(9割)まで結合を切断することができ、さらにアイロン操作も、真っ直ぐ板のように伸ばすことでそのまま真っ直ぐになります。
つまり何も考えずに最大まで軟化させて、何も考えずに真っ直ぐすれば「すごくまっすぐ」いわゆるピンピンになってしまうわけです。
そして、軟化が9割を超えた時髪は限界を超えてしまい、チリチリになってしまういわゆる「ビビリ毛」になってしまうんですね(O_O)
【いったいどうやってナチュラルな矯正にするの?】
「髪の軟化調整」髪の軟化状態では還元剤(縮毛矯正1剤)を塗布すればスタートしますが、軟化度合いが50%を超えた状態から髪の矯正はすることができます。ここで大切になるのは
軟化度合いになります。例えば50%の軟化状態と、80%の軟化状態を同じようにアイロン操作をした場合はどうなるのか?答えは、クセの矯正具合が全く違う結果になります。
50%の方が当然ですが、クセは大体6割ほどしか矯正されません、80%の方が100%近く矯正されます。
もちろん100パーセント矯正されたいお客様は80%の軟化状態まで持っていきますが、ナチュラルなストレートを求めている方には、50%〜70%の軟化状態にするのが妥当だと思います。
「アイロン操作の調整」上記の軟化の調節に加えて、アイロン操作の調節をすることで仕上がりをコントロールできます。
【アール状(半円を描くように)アイロンをする】髪を真っ直ぐにアイロンするのではなく、頭の丸みと生え方を考えながら、根元からアール状に丸みをつけながらアイロンすることでナチュラルに仕上げることができます。
【温度を下げてアイロンする】通常、アイロンの温度は180度〜130度の調節を行います。これはダメージや髪質によって調節をしますが、あえて温度を低めに設定することで、矯正しすぎないナチュラルなストレートにすることができます。
【部分だけアイロンする】部分だけすること、矯正であえてくせ毛を残してヘアスタイルをつくることもできます。一部が真っ直ぐなっていることでパーマ風に見せることもできるのでナチュラル感がつくれます。
例としては*前髪*もみあげ*トップ*ヘムライン などのポイントですね。
【ハンドルの圧を最小限にする】ストレートアイロンで髪の結合が切れた状態で、強く髪の毛を挟んでしまうと髪のタンパク質はぺたんこに潰れ、ぺたんこなまま形作られてしまいます。最小限の力で丁寧に挟み、熱をゆっくりと伝せることで柔らかい仕上がりになります。
【髪の水分を抜く加減が重要】
アイロン前の水抜き具合が縮毛矯正のクセの伸びには一番影響してきます。
まず髪の毛が
水で濡れると、水素結合という結合が切れて
乾燥することで再結合します。
なので完全に乾いた状態でアイロンをいれても、もうすでに再結合してしまってる水素結合は動かないんです。
→
クセが伸びづらいにつながり、さらに完全乾燥した髪に高熱を加えてしまうことで、髪の奥にある水分も蒸発し、髪本来の柔らかさがうしなわれます。
いかがでしたか??
【まとめ】
このように縮毛矯正=ピンピンのハリハリになるのも、ナチュラルなストレートにするのも施術する側の
薬剤設定や、
薬剤を置く時間、
アイロンの操作方法や
温度、そして髪に残る水分の調節次第で変わることがわかりましたね。ちょっとしたことで自然な縮毛矯正の仕上がりが可能になるんです。
はじめから「縮毛矯正はペタンコになるんでしょ?」という方も、
過去にピンピンになってしまって「縮毛矯正はもうやりたくない!」
そう思っている方々は是非一度、桜新町美容室バンケット、又は三軒茶屋美容室ロスロボスにいらして試してみてくださいね^ - ^
いつでもお待ちしております♫
三軒茶屋美容室ロスロボスのイタルでした!